なぜアフリカなのか?

12年前私は平凡な生活を送る青年であった。

高校を出て2年ほど会社勤めをした。そのころ私の中でアフリカに行きたいとの思いが日に日に強くなり、会社を辞めてヨーロッパへと旅立ったヨーロッパに行ったのはアフリカに行く前に旅慣れておこうと考えたからだった

 いまだにこのことを人に話すとなぜアフリカなのかと聞かれる。私はとまどってしまう。

正直なところ、いまだにその答えを持っていない。だが知らないうちに私の中にアフリカ体験が息づいていて、ときおり、ガサゴソと動くのを感じる。そういうものだと今では思う。日々を過ごしていく自分も旅人だ。日々全ては移ろい変わっていく。毎日、寝る場所も言葉も旅では変わるのだ。今私は決まった住居はもっている。でも日々は旅なのだ.毎日のありふれた営みの中で詩を見つけることも旅じゃないか。いろんな人間と接すると、異文化の中で頭をガーンと殴られて、目からウロコが落ちて世界は新鮮になる。今は一般にいう旅行という行為はあまりしなくなった。道端に生えている草の一本にも目をとめて詩を見つける、それも旅みたいなものではないか。

20数年前の詩誌燎原にこの記事を描いていた。当時だと12年前だ。

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